Saturday, 3 January 2009

今日のメニュー #17-1

1、おせち1









取り寄せでおせちを買ってみた。ミニおせちではあるが、一人では十分すぎる量である。 なんとこんな小さな箱の中に24種類もの食べ物が詰め込んである。 箱庭の文化はこんなところにも生きていて、これはもう、食べ物の玉手箱である。 マリアージュワインは、日本酒、シャンパン。 



2、おせち2









ところが、カヴァを飲みながらつまんでいたら、近所の友人が遊びに来て、あっという間にきれいさっぱりなくなってしまった・・・・。 



3、おせち3

   







そこで、賄いおせちを作ることにした。見たことがあるものばかりである。 24種類はないけれど、10種類の食べ物を盛り付けてみた。 上の段左から、紅白かまぼこ、マグレ・ド・カナールの山椒焼き、いかなごの釘煮、黒豆のブランディー漬け、シイタケのそばつゆ煮、牛肉としらたきの時雨煮。 下の段左から、茹でキャベツの塩・白ワイン漬け、ウズラの空揚げ風グリエ、イセエビのシャンパン蒸し、玉子焼き。仕切りに使っているのはバジル。 玉子焼きは、玉子4つに酒、みりん、塩、シナモン少々を入れてよくかき混ぜて焼くだけ。しかし、これが実は一番手間がかかっていて技術的にも難易度が高い(うまく巻けない)。でも旨い。 マリアージュワインは、シャンパン。それもロゼなんかどうでしょう。 



4、雑煮

   







いろんな雑煮を食ってきたけれど、わたしはこれが一番好き。 出汁は、昆布とカツオで取って、シイタケの戻し汁を加え、塩、酒、みりんで味を調える。 餅は、焼餅。出汁に入れたとき、ちゅんと音を立て、香ばしい香りが立ち上る。角が立つので本当は丸餅がいいのだが、臼でついた丸餅を売ってないので仕方なく角餅。 具は、本当はふだん草がいいのだが売ってないので、小松菜。水菜、三つ葉でもいい。写真は鴨だが、かまぼこでもいい。出来れば鱧蒲鉾。忘れてはいけないのは針切りした柚子。 酒を飲み、しこたま旨いものを食った後は、こういうさっぱりしたものがいい。 具がごちゃごちゃ入っていたり、溶けてしまった餅が味噌汁に入っていたり、餅にあんこが入っていたりするのはご勘弁。ただし、京都の白味噌仕立ては別物。 マリアージュワインは、酒。白ワインも可。

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